月に一度、36文字進むリレー小説02(完結) 「時空牢の少年」
谷山浩子のオールナイトニッポンモバイルでやっている、36文字(以内)リレー小説。第二弾もついに完結しました。
タイトルは多数のご応募の中から「時空牢の少年」(by まぐまぐ)に決定しました。
皆さま、どうもありがとうございましたヽ(^o^)丿
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清十郎が初めてドラゴンを見たのは、彼が五歳になったばかりの春のことであっ(谷山浩子)
た。空高く、遙か遠くにいたドラゴンが突然彼の目の前に降りてきて、彼を(ごまこ)
襲うと思いきや「好き」と一言。その日から彼の行く先々に出没するようになっ(びさーじ)
た。そして6歳になった清十郎の前に今度は寅が現れ「好き」と一言。丑は翌年(ビンテージギター)
。十二年後、十二匹の動物を携え清十郎は祖父母から伝えられた悪の巣窟、魔城(ウォーテルシャトー)
へと向かったが、緊張のあまり城の門を開く呪文を噛んでしまい、全員石にな(しょう吉)
った結果ものすごく進歩し、無線ラン経由のギガヘルツ並列処理仕様となった。(くびわねこ)
でも、残念なことに魔城の中にはコンセントがなくみんなバッテリー切れだぁ (ピロシキ風揚げパン)
その危機に偶然バッテリー売りの少女が通りかかった。少女が仲間に加わった。(しょう吉)
伊音という名の少女は、天秤棒にぶらさげたバッテリーを振り回して魔物を追い (ネコガスキー)
回し、皆はその後をついてゆく。そして遂に『ラスボス』と書かれたドアを見つ(唄うカケス)
け思わず二度見した。なんと清十郎の部屋のドアだった。「えっ!何?俺!?」(イバラキンクス)
扉を開けると、積み木の城で十二支と少年少女の人形たちで遊ぶ清十郎がいた。完(野毛のカビバラ)
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最終週のみ生放送で拡大30分、こちらは有料です。