月に一度、36文字進むリレー小説03（完結） 「Ｂ・マイ・ロイド」
悠長なリレー小説企画、第三弾完結しました！
タイトルも決定しました！
「Ｂ・マイ・ロイド」。びさーじさんからいただいたタイトルです。
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何だろう。何かがおかしい。いつもの教室、いつもの友だち、いつもと同じ朝の （谷山浩子）
ざわめき。なのに、知らない場所にいるみたい。まただ。私の中の感覚Ｂが現れ （piroko）
五感全部がビターになってしまった。ビターな私はクラスでも最強の （white lily)
苦労人。面倒な話はどんどん来るし、いつも苦虫を噛み潰した顔している。ほら （まこ助）
もうこんなに沢山の人が私の前に長い行列を作っている。その行列は国境を越え （いがすこ）
て続き、さらにパスポートが無くて並べない人達が私に苦情を言いにまた列を作 （ほげなす）
っています。私はまずパスポートの歌をつくったといいます。作詞に４年 （らじお）
かけるなんて、人工知能のくせにあの頃の私はそれが普通だったのです。 （しょう吉）
でも44年の時を経た今、この仮想世界では全てが思いの…思いのま…まままま （ふあゆー）
「以上が原因不明で停止したアンドロイドＢの記録ボックスの記録です。 （white lily）
いずれ同じ設計の私も停止するでしょう。それまでに原因を解明してください」（ちどりあし）
ストレンジラヴ博士はほくそ笑んだ。それでいい。次の設計ではサイコパス脳を （nemota）
左脳に 右脳には…そうだなタラバガニを入れたまえ！サイコパスタラバガニロイド起動！（きぬた）
「そうはさせんぞ！へーんしん！とう！」ドアをけ破り乱入した奴はカニを咥え （IT出稼ぎ）
しっぽを翻し窓の外へ飛び出して行った。博士とカニナシロイドは一瞬ポカンと （さと吉）
したが負けじと翼はためかせ奴を追いあの大空へ…悲しみの無い自由なロイドは （ウォーテルシャトー）
星となり消えていった。いつもと同じ朝、博士は溜息をついて、窓の外を見ていた。 （いさゆか）
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